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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第11章 目覚めのあと、名付けられないもの ※微


相澤はを車に乗せ、自宅まで送り届ける。

「あの…昨日のこと、あれからどうだったか教えてもらえませんか」

は相澤を室内へ招き入れ、簡単にお茶を用意する。
2人は向かい合って座り、相澤は淡々と今日の顛末を話した。

脳無はオールマイトが撃破。
13号も、オールマイトも、緑谷も、リカバリーガールの治癒で十分だったこと。

は、静かに胸を撫で下ろした。

「ひとまず、良かったです」

相「…俺は助けられなきゃ、おそらく重症だった。ありがとう」

「生徒たちを守る消太さんは、とってもかっこいいヒーローでした。だから私も守りたかったんです。ヒーローも助けられるヒーローですから!」

相澤はガタッと椅子から立ち上がり、の目の前まで行く。

「??」

腕を掴まれ、引き寄せられる。

「っ!!」

相澤はを、強く。
けれど乱暴にならないよう抱きしめた。

「し、消太さん…?」

相「……」

「っ、!」

低く、静かな声。
名前を呼ばれただけなのに、胸が跳ねる。

少しだけ体が離れ、目が合う。
距離が、近い。

は反射的に目を閉じた。

「っ………」

だが、唇が触れることはなかった。

頭にあたたかく大きな手が乗った。
目を開けると、相澤と目が合う。

相「ありがとう」

「っ……」

近い。いい匂いがする。
声が低くて、落ち着くのに心臓がうるさい。

「消太さん」

相「なんだ?」

「今日はありがとうございました、疲れましたよね」

相「別に、これくら――」

言い終わる前に。

は一歩踏み出し、相澤に抱きついた。

相「……っ!」

その瞬間、体の奥がじんわりと熱を持つ。
重かった疲労が、静かに溶けていく感覚。

「疲労回復、です!お礼になったかはわかりませんが…疲れが取れるってヒーローの皆さん好きなんですよこれ」

少し照れたように笑った。
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