第6章 5章
今日はありがとうございました。
自宅に着いてから気付いたのですが、タクシーでお送りすれば良かったですね。
陽も暮れてしまい夜道を女性に歩かせてしまいました。
反省してます。
帰りは問題なかったでしょうか?
それと最後に思わず出てしまったのは本心です。
忘れてくださいといいましたが…
また近日中にお会いできたら嬉しいです
その際は是非お酒でも!
小野
返事しなきゃ。
そう思って無事に昨日は帰宅したと打ってから手が止まる最後に思わず出てしまったことって…
[天真爛漫で可愛い]
思わず可愛いに反応してしまう
どうしてそうなったのか、はもう完全に秋くんに影響されてるんだけど
とりあえず近日の予定をお伝えしてスマホを閉じる
そして両手で顔を覆って、はぁぁ。と長めのため息を付いた
これは、、、お世辞?だよな?
下界の交流なんて久しくして無かったから
むずいな
「つーちゃん?疲れちゃった?」
頭を撫でながら覗いてくる風呂上がりの秋くん
「むずい。下界が」
「は?」
またよくわからないことを言い出したと思ったのか素早い返事を返されて
「ねぇ、秋くんは他人にお世辞を言う時の内の心は?」
「え、、、そーだね。その人の反応を見て次回の時の為に相手が喜んでくれそうな事を探る?って感じ?」
「なにそれ。……世の中難しい」
そんなの無理!
「ちなみに本心なのかお世辞なのかを判断する材料は?」
料理のレシピをとるかの様にメモ帳を取り出しペンを持って見上げる
「また難しい質問だな…………顔?、、いや、目?を見るかな。俺は。目を見てなんとなく本心なのかなんなのか判断する」
「……それ、秋くんの特殊能力じゃなくて?」
「、、、一体俺をなんだと思ってるの?」
やっぱり難しいよ!下界やだ!