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意馬恋猿〜2人の距離〜

第6章 5章










翌朝



「………あれ、つーちゃん?」

作業机で黙々と仕上げをしていると


ソファから気怠そうに起き上がる秋くんから呼ばれた


「あ、おはよ。秋くん」

「………あー。、、、もしかして。寝落ちした?」

「うん。してたよ」
顔は向けずに返す私が怒ってると思ったのか


「ごめんなさい」
なんか反省している様子

「何が?あとちょっとで終わるから待ってて」



そう。

結局夜鍋して


エロ漫画単行本の方があとちょっとで終わる



秋くんはその後何も言わず



次に視線を合わせたのは私がその作業を全て終えてからだった









「おわったー!!!」

「…お疲れ様」
何やら甘い飲み物を持ってくる秋くん
なんだろ。と一口飲むと甘いミルクだった


「ハニーミルク。寝てないでしょ?」
頭を撫でられた後にそのまま目の下のおそらく隈あたりを優しくさすられた

「昨日寝落ちしてごめん。結構酒入ってたから。あと強引だったよな」
めちゃくちゃ反省している様子の秋くん

「大丈夫だよ。おかげで仕事が捗っちゃった。良い刺激だったよ」
実際本当なのでそう言うとちょっと困った様な顔をしていた

そして優しく抱き寄せられた







「今日はこのまま寝る?」
背中を撫でられて温かいミルクを飲んだせいか少しまどろんでしまう

「うん。そのつもり。秋くんは仕事?」

「俺は今日は夕方からだから。…一緒に寝ようかな」

まぁ、まずシャワー浴びてくる。と言って浴びに行った



私は清書した物を綺麗に封筒にしまい後片付けを軽くして伸びを一つ


ふとスマホを確認すると
小野先生から昨日の夜連絡が来ていた









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