第6章 5章
「すみません。言うつもりはまったくなかったのですが」
「あの、、、いえ。大丈夫です」
なんなんだ!この甘酸っぱい感じは!!
恋愛小説か!ってくらいの雰囲気に呑まれつつ笑顔で気にしてない素ぶりをした
駅
「じゃあ燕先生。今日はありがとうございました。また連絡しますね」
「はい。こちらこそありがとうございます!連絡待ってます!」
笑顔でタクシーに乗り込む小野先生を見送る
一瞬甘酸っぱーい雰囲気醸し出したけど。
結局たけちゃんや秋くんが思う様な事はなかった
あの2人が神経質なだけだと1人納得しながら家路に急いだ
家に帰ると秋くんは居なくて
よし!と気合いを入れて仕事に取り掛かる
とりあえずはこのつくね名義の単行本清書がもうすぐ終えられそう
それが終わったらまたTL地獄開催なんだけど
それはゆっくりでいいって言われてるし
なんとなくネーム描きつつ
脚本をメインで動いて
やる事リストを頭の中で組み立てて
一心不乱に机に齧り付いていたら
気付いたら真夜中になっていた
伸びをしてあくびを一つ
そろそろ寝ようかな
スマホで時間を確認しようとしたら秋くんから連絡が来ていた
「今日は仕事の後先輩と呑んでくるからその後会いたくなっちゃったらいくね」
会いたくなくなったら来ないのか
ツキン。と心の痛みを感じながら
いやいや、これはネガティブ思考。
いかんいかん。
とりあえず目が覚めちゃったし一発シャワーでも浴びてぐいっとビール呑んで
そんな風に考えながら服を脱ぎ捨てて
シャワーを浴びる