第4章 第三章
そこからは
秋くんのいちゃいちゃ甘々おもちゃプレイのおかげで
筆がのって、のって
ありがたや
秋岡様
編集社
「はい。原稿いただきました。お疲れ様でした。」
無事に田中さんにTL新展開の原稿をお渡しして一息つく
「先生。ご相談がありまして………TLの掲載期間をゆっくりにしませんか?」
「…………え?もしや評価よくない?ですか?」
やっぱりダメだったか。とちょっと気落ちするも
「いえ!いえ!むしろめちゃくちゃ良いです!単行本化も進めたいと強い要望があるくらいです!」
「じゃあ、、一体?」
「実は、、編集長が私の机に置いてあったつくね先生のネームを見かけまして………短編と言って以前いただきましたネームの」
「え、、?」
あー。そういえば家に置いておくのもなぁ。捨てるのもなぁって思って田中さんに煩悩とかストレス発散で描いたどちゃエロ短編もののネームわんさか渡したっけと思い出す
私が確認すると田中さんはにっこりと笑って
「はい!大変良いとの事で。それでですね?つくね先生短編集の単行本化の依頼が来てます。今回は一旦TLをお休みしてそちらに集中していただきたいんです」
そうして
また怒涛の日々になるのは容易に想像しながら
家路を歩いていると
私の少し先を歩いてる見知った長身のイケメンと
小柄な女性が
買い物帰りなのか袋を秋くんが持ってて
足の長さだって違うのに歩幅を合わせて歩いてて
時折楽しそうにお互い笑顔を向けて
覗き込んだりして
つけてるつもりなんてないのに同じ帰り道だから全部見えてしまっている
そして仲睦まじい2人はそのまま大きなタワービルマンションに入って行った
秋くんの自宅……ではない…のかな。
前に近所に住んでるのか聞いた時の返事がちょっと曖昧だった事を思い出して
あー。多分あの小柄な女性の自宅なのかな
そこから自分の家までの帰り道