第3章 第二章
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机に突っ伏して寝ていたのか涎をジュッて吸い込み画面表示も見ずに電話に出た
「…はーい」
「え、風邪引いてる?」
あまりのガラガラ声に驚く相手は聞いたことあるな。と思い耳から外してやっと画面を見ると
「あれ、、、秋くん?」
「大丈夫?声やばくない?」
心配そうに声のトーンを落とすので寝起きな事を伝える
「大丈夫。机にへばりついて寝てただけ」
「それって大丈夫って言えるの?」
苦笑いであろう秋くんに問いかけられてふと時計を見る
「あー。やばい寝過ぎた」
まだ終わってないページもあるのに。くそっ!、、でも力が出ない
「忙しいのか」
そんな風に言う秋くんに
「そうなの。もうご飯作る暇もトイレ休憩ももったいなくて」
「いや、トイレは行けよ………そんなに忙しいなら何か差し入れでも持って行こうか?」
ツッコミはしっかり入れつつ神様みたいな提案をしてくる秋岡様
「……なにで徳を積んだんだろう」
「は?」
思わず感動のあまりにそんな事を口走るも、とりあえず後30分くらいで行くわ。と返事を済ませて電話を切られた
トイレは行けよ。で思い出しお手洗いを済ませてリビングに戻ると
やべー。今人なんてあげられない状態じゃん。
と絶望の淵に立たされていた
洗濯も必要最低限で溜まってるし、洗い物もコップが何段にも重なって
現実逃避して書き殴ったどちゃくそアダルト漫画(ほぼ趣味)もごっそり山積みだ
あー。めんどくさ。
なんでさっきまでの私はそんな事にも気づかなかったのだろうと自分に舌打ちしながらとりあえずリビングに散らかってる洗濯物を洗濯機にぶち込み、どちゃくそエロ漫画を片しにかかる
これだけは絶対見られちゃいけない