第3章 第二章
某居酒屋
「……お金、、は、違うよね」
「は?、、なに?つーちゃん金欠なの?売れっ子なのに」
印税あんでしょ。と今きたばかりの梅酒ロックの氷を長めな爪でコロコロ転がしているりん
「いや、、、ギャラをね。どうしようかと。」
「え、ギャラ?金以外になんかあんの?」
全く状況を説明せずにそんな事を言うもんだからりんは心底よくわからん。と言う顔をする
まぁ、でも
秋くんのプライドもあるだろうし
私なんて抱いたって知られたら可哀想
守秘義務があるだろう
1人でうんうん。と頷いてるのを見てりんは話す気はないのだと悟ったのかTLについて話題に触れた
「そういえばさー。つーちゃんと飲むの久々だよね。ずっと引きこもってたみたいだし。もしかしてTL。軌道に乗ってきた?」
「そうなの!今日やっとネームまで漕ぎ着けて!!、、まぁ、でも。これからまた忙しくなるんだけど」
ハハハッ。と乾いた笑いをしながら未来のぼろぼろの雑巾姿の自分を思い浮かべる
「じゃあ今日は一旦忘れて飲もう!!」
そう言ってオリーブをつまみながら氷の良い音をさせて梅酒を美味しそうに飲むりんに微笑んだ
そこからは説明もしたくないくらい怒涛の日々で
一旦どエロアダルトに現実逃避を試みたりしながら
息つく暇もなく時間が過ぎていった