第2章 第一章
「なるほど、ね。要するにつーちゃんは甘々えっちが描けないからどうにかしたいと」
もうつーちゃんでいいよね?と言いながら確認をしてくる
「はい…」
「んで、それを聞いたりん姐が丁度いいのが居るぞって。俺とつーちゃんのあれこれを知ってて白羽の矢が立ったわけだ」
「あ!いや、それは違うっていうか」
え?違うの?と転生おじさん(略)を仕舞い込み私の手に残ってたおじ日も片付ける
「りんは何も知らない。…でも秋くんはスマートにきゅんの供給くれるだろうって」
それになんとなく頷いて納得する秋くん
「なんかりん姐に丸め込まれてない?」
「え?違うよ!それに秋くんは床上手だからって噂があって」
「は?そんな噂回ってんの?………まぁ、いーけど」
難しめな顔をする秋くん
「………ごめんね?」
「、、ん?なにが?」
「なんか、巻き込んじゃって」
だんだんしょぼくれてきてしまう
こんな事秋くんに失礼だ、と反省していると
「いや、怒ってないし別にいーんだけどさ。……まぁなんつーか。ちょっとプレッシャーだよね」
「プレッシャー?」
問いかけるとずいっと今度は秋くんから近づいてきて
ゆっくり腰回りに手を回される
「まさかそんな知識豊富なんて思ってなかったし。一応前の時も大事に抱いたつもりだけど。期待以上の成果は出ないかも」
困り顔の秋くんに思わずちょっと声が大きくなる
「何言ってるの!!」
「へあっ?!」
突然の大きな声にびくつく秋くんを他所に秋くんの後ろにある棚に手を伸ばす
「えっ、ちょ、」
何故か慌ててる秋くんにお構いなしに下の方に入れてた過去作のプロットをわさっと秋くんに見せる
「これ!!秋くんに抱いてもらってから描いたの。秋くんのおかげでこんなに沢山私の卑猥な妄想が広がったんだよ?感謝しかない!!」
言い切る私の圧におされたのか、お、おう。と素直に頷くので、よし。と返してまた同じように元に戻した
そしてまた向かい合わせに座る
というかそれしか出来ない
だっていまだに秋くんの手は私の腰に回されているから