第9章 第八章
「じゃ、私は帰るから。ちゃんと仲直り?してよね!」
すっきりさっぱりしたりんはひとしきり笑い転げた後うちから出て行った
突然沈黙する私たち
そんな中
♪〜♪〜♪♪
私のスマホから流れてくる着信音
相手は小野先生からで
それをチラと見てムスッとしだす秋くん
「ねぇつーちゃん。パンツは取られたんだよね?それは小野先生が持ってるってこと?」
「……はい。」
♪〜♪〜♪♪
鳴り止まない電話
「………出てもいい?」
思わずもじもじしながら聞いてしまう
だって
目の前にいる秋くんは今まで見たことないくらい苛ついた様子で
「…それ、俺が出る」
そう言ってスマホを取り上げて
耳を当ててる
「えっ?!いや!ま、まって!」
「いや、またねーよ。………すいません。電話今椿出れないんで。なんすか。小野先生」
いつになく低い声。
怒ってる事を隠す素振りは全くなさそう
ただ、初めて[椿]と呼ばれてどきりとしてしまった
「椿のパンツの引き換えにヌード描かせろって。何言ってるかわかってますよね?…んな事、ぜってぇ許さねー。」
「秋くん!かわって!」
手を伸ばすが立ち上がって睨み付けられる
「あー。それ。なくなりましたから。すみませんけど。あと、パンツも。俺が取りに行きます」
「え?!……なに言ってるの?!」
私のパンツを秋くんが小野先生から取り返しに行くつもりでいるらしくて
そんな事態になっては困る!
「いい!もうパンツいらないから!」
パンツどころではない!
「何言われても俺はいいっすけど。でももう2人で会わせるつもりないんで」
私の事は無視して後ろを向いてしまう
それでも秋くんにパンツを取りに行ってもらうなんて恥ずかしいし何よりなんて迷惑かけてるんだ
「お願い。……やめて」
背中を向けてる秋くんの指先をそっと掴むと
ぎゅっと握り返された
「………そうですね。確かに。俺はつーちゃんと少し離れてた。だけど。そんなの関係ないんだよ。それに。俺はそんな駆け引きなくつーちゃんの事大事にしたいって思ってるんだけど。だから今ここに居るし、二度と貴方と2人きりにはさせるつもりない。」