第9章 第八章
スマホをタップして
小野先生に電話をかける
「…はい。」
「あ、小野先生」
「椿さん。答えは出ましたか?」
「………はい。私、、、、力不足ですが、」
「受け入れていただけるんですね?」
思わず上がる体温に手のひらをギュッと握る
「…………はい」
「ありがとうございます。では後ほど日程を連絡しますね」
もういーか
行っちゃうか
小野先生に
「今からでもいいですか?」
と言うと
すぐに
「もちろんです」
という返事とともに電話を切られて
住所が送られてきた
何故か流れる涙
秋くんとの思い出が
霞んでく気がして
「う、、、ひっ、く」
止まらない涙を抗わずにいると
首筋まで垂れて
涙を拭おうとした時に
♪〜♪♪♪〜
りんから着信が
「………はい」
「あれ?つーちゃん?今家?」
「…う、うん」
必死に涙を引っ込めようとしたんだけど、まだズビズビしてしまう
「……もしかして。何かあった?……ねぇ。小野先生関連じゃない?」
「あ、いや。その!」
取り繕うことも忘れて思わずあわあわしてしまう
「何もないよ?もぅ。りんったら!気にしすぎ!」
「…怪しい。つーちゃんがこんなにわかりやすいなんて。絶対何かあったでしょ。……今から家に行くっ!」
「ふぇっ?!い、家?!」
いつになく強行突破なりんにびっくりするも、「待ってて!ちゃんと話し聞くから!」
「だ、だめだよ!今から行かなきゃ行けないの!」
「行く?もう夜遅いけど……ってまさか小野先生のところ?なに?付き合ってるの?」
「いや、違うけど……とにかく!今日はだめなの………ごめんなさい。りん。今度ちゃんと話すから」
最後にまた「ごめんね」と言って電話を切る
そして
大きく深呼吸して
シャワーを浴びて
身支度をする