第9章 第八章
一通りの顔合わせ、年始の撮影に向けてのスケジュールを確認したあと
年末という事もあり、お食事会兼忘年会が用意されていた
居酒屋
乾杯の音頭と共に皆さん好き好きに席の移動や個々で改めてご挨拶に回る人も
私も役者の方やスタッフに途切れなく話しかけられて目がまわるくらいだった
下界の飲み会
あんまり得意とはしてないけど
そんな事顔にも出せずにこやかに会話についていこうとすると、自然とお酒も進み
「つーちゃん!連れションいこっ!」
確かに尿意を感じると思いりんと一緒にトイレへ
「先に入って」
1人ずつのお手洗いで私よりガンガン飲みまくってたりんに一番手を譲った
そして
外で待っているところに
「椿さん?結構飲まれてましたけど。大丈夫ですか?」
和かに近づいてくる小野先生
思わずドキッとしてしまう
「えっと、…はい。大丈夫です」
私がおどおどしてるのが面白かったのか、クスッと笑われて
「それは良かった。椿さんはあまりお酒が強い方ではないでしょう?心配していたんですよ」
そう言いながら耳元で
「誰かに先を越されてはたまりませんからね」
「ふぇ?!……あ、あの!」
お酒とは別の体温が上がる
「ふふ、そんなに動揺しないでください。僕の気持ちは伝えましたよね?」
「あ………はぃ」
思わず小さくなる声
だって
あなた、私のパンツを人質?物質?にとってますよね?
そんな爽やかな笑顔でよく言えますよね?!
「大丈夫ですよ」
「へ?」
「そんな今すぐ取って食われるとでも?そんな美しくない事しませんから」
ふわっと頬に触れられて
ビクッとしてしまう
それと同時にまた妄想の世界に飛び込みかける