第2章 第一章
「秋さん。すんません。明日入り早くなっちゃて」
すんません!と手を合わせて、じゃあ!と颯爽と去っていく悠さんを見送り寝かけてるりんを起こす
「りんー。そろそろ私たちも帰ろうか」
「んー?…うん。、」
タクシーまで連れて行き一緒に乗り込もうとするとそれを阻止されて無理矢理ドアを閉めるりん
「あ!ちょっとりん!」
「だーいじょうぶ!それより秋!つーちゃん送っていってよ!」
じゃーねー!と直ぐに行き先を運転手に告げて言ってしまった
「ハハッ!言い逃げして満足そうだったな」
朗らかに笑う秋くんに、気にしないでね?今日はそこまで飲んでないし。と言うと
「……うーん。。そっか。んじゃ帰るか!」
あっさりと新たにタクシーを捕まえて先に乗せてくれた
「秋くん先でいいのに」
「いいって。女の子なんだから」
そんな言い方されてきゅっと心臓が鷲掴みされた気がした
ばいばーい。と手を振った後座席に座り直して改めてさっきの秋くんの言葉をリピートする
あれがもしや
甘い空気というやつでは?!
「ンフフフ。」
運転手が怪訝な顔をしているのを他所に私はニヤニヤが止まらなかった
ありがとう秋くん
またあなたのおかげで創作意欲が湧きました