第7章 第6章
「早起きだね」
「うん。………秋くん仕事?」
「あー。………いや。今日はオフ」
未だに眠そうにしながら頭にぐりぐり?すりすりしてくる大型犬
「つーちゃんは?」
「私はー。……今日はゆっくりしようかな」
「つーちゃんは働きすぎ。たまには構ってくれなきゃ」
そう言っていちゃいちゃしようとするのをやんわり拒否する
だめだめ!
辞めるって決意したんだから!
「………つーちゃん?」
「…なに?」
拒否することなんて生理以外あり得なかったから
「……お腹調子悪い?」
少し起き上がって心配の顔を向けられる
「悪くないよ」
そう?と子宮あたりを手のひらで温めるようにさすさすされて
それを大丈夫の意を込め手を握る
「あ、でも確かにまだ生理の周期じゃないね」
何故この男はそんな事覚え………やめておこう
「違うよ。元気!」
「……そう?、、あ!ならさ!……俺からのお願い。聞いてくれない?」
ぱぁぁ。と明らかに先程のテンションより明るくなる秋くんがそう言って私を持ち上げて自分の上に向かい合わせになるように乗せた
「う、わぁっ!……なに?」
しょうがない。普段から沢山無理難題聞いていただいてる分。
最後くらいは聞いてやろう
「つーちゃん………今日俺とデートしてくれない?」
ニコッと下から微笑まれて
もう既に落ち切ってる私は簡単に頷いてしまっていた