第8章 ・記憶
後に合一魂が自らの意思で、死した受精卵と融合した上、母体(ロロノア・テラ)に戻る、と言う工程を経て、完全なる「魂の器」として出生した。
補足:サマエル公との交わりによる母体には、魂の器となる受精卵を死滅させ取り出した後、純粋な人間の受精卵を戻した為、その後通常のニンゲンの子が誕生している。
この経緯により、ゾロは前死皇帝アポフィス同様「闇の力で生きる魔神・高次生命体」と分類される。
4.合一魂の特性
合一魂は二つの魂から構成されている。
一つはゾロの「永遠に生まれる事のない呪われた魂」であり、もう一つは前死皇帝アポフィスの「力の魂」である。
この二つの魂が融合し、唯一無二の個体となったのが「合一魂」である。
合一神ナホビノと異なり、一つの肉体に一つの意思のみを保持する。
合一魂と肉体の結合は完全であり、全ての行動・意思決定はゾロ単独によるもの。
闇のバリアによる保護・攻撃能力、火炎及び氷結属性への適応を有する。
5.肉体構造・血液の特性
魔神族覚醒後の組成比率:魔神族8割、ニンゲン及び他生物2割。
乳幼児期に闇の力の耐性が不足し瀕死となるが、魔神族メフィストにより龍族・魔獣族・蛇・狼の細胞組織を移植され、更に強靭な魂の器が完成。
血液:デミゴット・羅刹時共に「FX型」と呼称(青い星での呼称)。
死皇帝時は不明。
黒色で粘性が高く、接触者に呪い(腐敗又は大量出血)を意図的に付与する特性を持つ。
この黒色の血液を「呪血」と命名する。
体格指数:デミゴッド時、羅刹、死皇帝時共に同じ数値を確認。
ゾロは筋肉が非常に発達しており、ニンゲンで言うアスリート並みの非常に高い数値を示し、並のニンゲン、及び並の魔神族でも到達する事は非常に難しいレベルの数値である。
BMIが高いにも関わらず、FFMIがこれ程高い数値である事は、ゾロの体が筋肉で構成されている事を強く示唆している。
従ってこの数値は、運動能力が非常に高い筋肉質の体型としては、理想的であると言える。
補足:ダアト出現時に死亡状態および大量出血していた為、魔王ベリアル卿による輸血・デカラビアによる蘇生を経て、火炎系耐性及び物理耐性が強化された。
顎の力は非常に強靭で、過去に口腔内を傷付ける事なく、ステンレス製の剃刀の刃を咀嚼粉砕した事案が確認されている。