第9章 雄英体育祭
マ「さぁぁぁ!まだ開始から2分と経たねぇが、早くも混戦、混戦んんん!各所で鉢巻奪い合いぃぃ!1,000万を狙わず2位から4位狙いってのも悪くねぇぇぇ!」
「そんなの、意味ない……私たちが狙うのは…」
爆「完膚なきまでの1位だっ…!!」
するとまた狙われていたデクは上空に飛んだ。
しかし先ほど障子の影から投げられた、お茶子の足元についていた峰田のもぎもぎによって足元のジェット機が壊れてしまった。
「今だよ!爆豪くん!」
爆「分かってらぁぁ!」
爆豪は爆発でデクの元へ飛んでいった。
切島はもちろんその爆発に耐え、馬はびくともしなかった。
緑「うっ…!かっちゃん…!」
爆「調子乗ってんじゃねぇぞ!」
麗「ひっ!」
爆「クソがーっ!」
爆豪は鉢巻を取りに行きつつ、爆発の準備をする。
緑「常闇くん!」
ダ「うぉっとう!」
しかしダークシャドウもギリギリで防ぎ、轟音が響いた。
緑「うっ…」
爆「チッ…」
「瀬呂くん!」
瀬「おうよ!任せろ!」
瀬呂は落ちてくる爆豪をテープで戻した。
デクチームはお茶子のジェット機が壊れたことにより、着地が不安定になるためもう上空の逃げは使えなくなった。
マ「やはり狙われまくる1位と猛追を仕掛けるA組の面々!共に実力者揃い!」
この騎馬戦は、観客、メディア、プロヒーローと、観戦しているものを皆沸騰させた。
しかし皆がA組に注目する中、B組も着々とポイントを集めていた。
再び爆豪やがデクを狙おうとすると、爆豪の鉢巻が取られた。
物「単純なんだよ…A組」
B組の物間寧人だった。