第9章 雄英体育祭
予選を通過し2回戦に進出できるのは上位42名。
そして2戦目
第二回戦:騎馬戦
ミ「参加者は2人から4人のチームを自由に組んで騎馬を作ってもらうわ。基本は普通の騎馬戦と同じルールだけど、1つ違うのが、先ほどの結果に従い各自にポイントが振り当てられること」
「なるほど…」
(組み合わせによって騎馬のポイントが違ってくると…)
ミ「与えられるポイントは下から5ずつ。42位が5ポイント、41位が10ポイントと言った具合よ。そして1位に与えられるポイントは…1,000万!」
(いっ、1,000万!?いやでもそれを奪えば一発逆転、最下位の人だって一位を狙える…なるほど…これは一位を狩るゲームだ。でもそこばかり狙って取れなかったら結局負けだから、ほかのチームだって無視はできない…おもしろい)
ミッドナイトはルール説明をした。
制限時間は15分。
とった鉢巻は首から上に巻くこと。
(とりすぎたら息できないな…)
普通の騎馬戦とは違い、鉢巻を取られても騎馬が崩れてもアウトにはならない。
あくまで最後の保有ポイントで勝敗は決まる。
そう言った具合だった。
ミ「競技中は"個性"発動ありの残虐ファイト!でも、あくまで騎馬戦。悪質な崩し目的での攻撃などはレッドカード!一発退場とします!」
爆「チッ」
(こわっ…やるつもりだったんかい)
ミ「それじゃこれより15分。チーム決めの交渉スタートよ!」
こうして各チーム決めが始まった。
(やばい…今まで人とコミュニケーション取って来れなかったツケがここで来てる…話せない…困った…!!)
緑(僕が組みたいのはあの人とあの人とあの人…)
が困り果てる中、デクは動き出した。