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例外のヒーロー【ヒロアカ】

第9章 雄英体育祭


プレゼントマイクの進行で、会場は大いに盛り上がった。
選手入場が終わると、爆豪が選手宣誓をすると発表された。

緑「えぇっ!?かっちゃんなの!?」

瀬「あいつ一応入試一位通過だったからな」

すると他の科の生徒が嫌味を言ってきた。

生徒1「はぁ…ヒーロー科の"入試"な」

緑「は、はい…」

瀬「対抗心むき出しだな」

すると

生徒2「てかあの子でしょ、特例枠って」
生徒3「うわっ暗っ」
生徒4「よくあんな裏口入学みたいな形で入っといて普通の顔していれるよな、しかもA組に」

分かっていた。自分の入学に納得がいかない人がいることも。
そして心無い言葉を投げかけられることに、慣れていたつもりだった。

でもやはり面と向かって言われると、来るものがあった。

(そう…だよね…みんなここに入るために努力してきたんだもんね…その点私は学校にも通わないで…)

は俯いてしまった。

(やっぱり私は…ここにいちゃいけなかったのかも…)

すると頭にポンと重みを感じ、思わず顔を上げた。

切「ここにいちゃいけないのかなんて、思わなくていいんだぞ」

頭に手を乗せたのは、切島だった。

瀬「そうだぞ。どんな方法で入ってたって、お前は俺たちの仲間だ。おい!そこのやつうるせぇぞ!」

瀬呂は先ほどの嫌味を言った生徒に声をあげてくれた。

上「繋原悪くねぇのに…ったく…それもこれも爆豪のせいだっつうの」

上鳴は悪くないと言ってくれた。
どうやら爆豪が昨日他の科を煽ったせいで、敵意が剥き出しになっているようだった。

「ありがとう…みんな…」

先ほどまでの暗い感情は消え、の心は暖かさに包まれていた。


そして選手宣誓が始まった。


爆「宣誓。俺が一位になる」

A組(絶対やると思った!)

(みんなの前であんな堂々と…すごいな…でも多分ああすることで自分を追い込んでるんだ…)

爆豪はさらに煽り、思いっきりブーイングをくらっていた。
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