第7章 USJ
爆豪が部屋を出ると、ドアをの方を見つめる者、を心配する者に分かれた。
上「すっげぇ怒ってたな…爆豪」
障「痛むか?」
「ううん…平気…」
緑「繋原さん…大丈夫…?ご、ごめんね…かっちゃん、言い方は酷いけど、多分繋原さんが心配で…」
「大丈夫だよ。それに…爆豪くんが言ってたことは正しい。ごめん。騒いじゃって」
麗「本当、繋原ちゃんは優しい子なんやね」
お茶子の言葉に、皆少し困ったように頷き、笑った。
八「確かに爆豪さんが言ってることも一理ありますけど、繋原さんが先生を思っている証拠でもありますしね」
耳「うん、それに私思ってたんだけど、繋原さんって結構うちらのこと見てくれてるよね。何かあったらすぐ謝ってくれるし。それって繋原さんが"優しい"人だから出来ることなんじゃないかな」
「みんな…」
切「まぁ、優しい奴じゃなかったらこんなんなって戦えねーしな」
上「俺も見たかったなぁ、俺あの時アホになってたから記憶なくてよ…」
耳「ブフォ!だめ…あの時の上鳴、うちツボ…」
耳郎は涙を流して笑っていた。
だんだんと日常が戻っていく。
堪えたが、はそんな様子を見て、無性に泣きたくなった。
そして実感できた。
怪我をするのは痛い。
でもイタズラにできたわけではない傷は、痛みと同時に暖かさも教えてくれるのだと。