第7章 USJ
あれから丸3日が経った。
今日は土曜日、学校が休みであるみんなはのお見舞いに来ていた。
爆豪と轟を除いては。
「……」
は依然目を覚さない。
病室には静かな呼吸音だけが鳴り響く。
切「……相当痛かっただろうな」
重苦しい雰囲気の中、最初に口を開いたのは切島だった。
デクはオールマイトに教わったことを思い出していた。
オ『肋骨と腕の骨が折れていて、内臓には破裂したあとがあったそうだ。それと…右足の神経が壊れてしまったらしい…』
緑『え…!?それってつまり…』
オ『うん。右足はもう動かないだろう』
緑『そんな…』
オ『だが希望は消えたわけじゃない。繋原少女の個性は修復もできる。自分でうまく神経を修復することができれば、再び動かせるようになるだろう』
デクはオールマイトと話したあと、1人泣いた。
救えなかった自分の不甲斐なさに。
圧倒され、見るだけで終わってしまった、自分の弱さに。
緑「…肋骨も腕も折れて、内臓は破裂したあとがあったらしい…」
飯「なっ…そんな状態でよく…生きていられているのが不思議だ…」
緑「うん…繋原さんじゃなかったら即死だったよ。多分、即時修復していたんだと思う。相澤先生を、守るために」
蛙「繋原ちゃん…あんなに立ち向かえる子だと思ってなかったわ…早く目を覚まして…」
麗「いつも静かやからね…でも本当、繋原ちゃんは強い子だね」
すると
上「お!目ぇ覚ましたぞ!」
その言葉にみんなベッドのそばへと集まった。