第7章 USJ
ドアを壊す音が聞こえた。
そこから堂々と入って来たのは
緑「あぁ…!」
オ「もう大丈夫。…私が来た!」
「オール…マイト…」
オールマイトの表情にいつもの笑顔はなく、怒っているようだった。
死「あ〜、コンティニューだ」
オ「嫌な予感がしてね。校長のお話を振り切ってやって来たよ。来る途中で飯田少年とすれ違って、何が起きているかあらまし聞いた。」
オ(全く己に腹が立つ。子供らがどれだけ怖かったか…。後輩らがどれだけ頑張ったか…。しかしだからこそ、胸を張って言わねばならんのだ)
オ「もう大丈夫。私が来た!」
死「待ったよヒーロー。社会のゴミめ」
オールマイトの登場はみんなに希望を与えた。
圧倒的なパワーで相澤を、デクたち3人を、そしてを救い出した。
オ「よくまぁここまで戦った…。並みの人間が出来ることではないぞ。頑張ったな」
オールマイトはを下ろすとデクたちに言った。
オ「みんな入り口へ。相澤くんを頼んだ。意識がない。早く!」
「先…生…」
は息絶え絶えになりながら相澤のそばへ寄ろうとした。
蛙「だめよ繋原ちゃん。あなたも怪我してるんだから。相澤先生は緑谷ちゃんと峰田ちゃんが運んでくれるわ。繋原ちゃんは私に捕まって」
は蛙吹の言葉に頷き、肩を借りた。
しかし、あのオールマイトも脳無に手こずった。
黒霧との協力プレーも相まって、オールマイトさえ絶対絶命となってしまった。
それを見た瞬間
デク、爆豪、轟、切島、そしてが再び飛び出していた。
緑「繋原さん…かっちゃん…みんな…」
デクは涙を拭いた。
「私の個性は分解と…"修復"。完璧に回復できなくても今の時間で30%くらいは回復できた」
みんなで奮戦するも、やはりオールマイトが爆豪を庇った。
オールマイトは生徒たちの姿に奮い立ち、やっとの思いで脳無を遥か彼方へぶっ飛ばした。