第7章 USJ
黒「危ない危ない」
切・爆「「なっ…」」
黒「そう。生徒といえど優秀な金の卵。」
13号「ダメだ…どきなさい!2人とも!」
黒「私の役目は…あなたたちを散らしてなぶり殺す!」
そういうと飯田、麗日、障子ら一部の生徒を除く全員は黒霧のワープゲートに包まれ、USJのそれぞれのゾーンに飛ばされてしまった。
は轟と火災ゾーンへと飛ばされた。
ドサッ
「うぉっ…」
轟「大丈夫か」
「うん…ゲホッゲホッ…煙が…」
轟「後ろだ!」
するとの後ろからヴィランが襲ってきた。
敵「死ねぇー!」
「!!」
(ダメだっ…!間に合わない!)
すると轟が氷を放ち、ヴィランは動けなくなった。
「ありがとう…」
轟「油断するな。まずはここから逃げ出そう。倒さなくても…」
「だめ!」
轟「!?」
いきなりが大きい声をあげたため、轟は驚いた。
「ご、ごめん…でもそれはダメ。倒して出る」
轟「俺たちには敵わない相手だったら…」
「でもここで逃したら先生が相手をしなきゃいけない数が増える。先生の負担を少しでも減らすには、ここで倒さないと」
轟「…」
「私1人では無理かもしれないけど…轟くんと一緒なら…"私たち"なら出来るよ」
轟「…フッ。少し、変わったな」
「褒め言葉として受け取っておくね。敵の姿が見えない…まずはこの火と煙を何とかしなきゃ」
轟「この量の火を俺だけで消すのは難しい。俺の体まで凍る」
「1人でなんて、やらせないよ。轟くん、天井を凍らせることは出来る?」
轟「たぶん」
「出来るだけ凍らせて。敵が来たらそちらを優先しても構わないから。私の周りも、轟くんに任せる」
はそう言うと、分解と修復を繰り返しあっという間に建物の上に立った。
(この部屋の水分をできるだけ集めたとしてもきっと足りない。なら…)
敵「上に逃げたからって安心してんじゃねぇぞ!仲間見捨てやがって!」
「…」
は襲ってきた敵の腕の骨を粉砕した。