第7章 USJ
緑「先生は!?1人で戦うんですか!?あの数じゃ!いくら個性を消すと言っても…イレイザーヘッドのスタイルは、敵の個性を消してからの捕縛だ…正面戦闘は…」
「先生を信じよう、緑谷くん」
相「…一芸だけじゃ、ヒーローは務まらん」
「……」
緑「あっ…」
相「任せた。13号」
13号が頷いたのを確認すると、相澤、もとい、イレイザーヘッドは敵の方へと向かっていった。
(先生…死なないで)
の心配をよそに、相澤は次々に敵を倒していった。
緑「近接戦闘も強いのか…」
(先生…)
緑「すごい…多対1こそ、先生の得意分野だったんだ…」
気づけば皆13号に続いていた。
飯「緑谷くん!繋原くん!分析してる場合じゃない!早く避難を!」
緑「うん…繋原さん、行こう」
「うん」
2人もみんなの後を追った。
(先生…大丈夫…だよね…?)
は言いようのない不安を抱えながら。
しかし13号が向かう先に、先ほどと同じようなワープゲートが現れた。
黒「させませんよ」
相(しまった…!一瞬のまばたきの隙に一番厄介そうなやつを…)
相澤は13号たちの元にすぐに向かおうとしたが、多くのヴィランに阻まれた。
黒「初めまして。我々はヴィラン連合。僭越ながら、この度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせていただいたのは…平和の象徴…オールマイトに息絶えていただきたいと思ってのことでして…」
「……」
緑「は…?」
黒「本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるはず。ですが、何か変更があったのでしょうか」
爆「んっ…」
黒「まぁ、それとは関係なく、私の役目はこれ」
黒霧が腕を広げると、13号は吸い込もうと指先のキャップを外した。
しかしその瞬間
切「とやっ…!」
爆「おらぁっ!」
「ちょっと2人とも!」
爆発が起きた。
切「その前に俺たちにやられることは考えなかったか!」
しかしもちろん、黒霧はノーダメージであった。