第7章 USJ
相澤が噴水の方を見ると、そのワープゲートから死柄木弔が出てきた。
相「んっ…ひとかたまりになって動くな!」
(なに…?ヴィラン…?)
相「13号!生徒を守れ!」
切「なんだありゃ」
するとワープゲートから次々とヴィランが出てきた。
切「また入試ん時みたいなもう始まってんぞパターン?」
デクやお茶子が動こうとした。
相「動くな!」
すると、相澤はゴーグルをつけた。
緑「あっ…」
「先生…」
相「あれは…ヴィランだ」
皆、息が詰まるような感覚がした。
ワープゲートを作っているヴィラン、黒霧が話しだす。
黒「13号に、イレイザーヘッドですか。先日いただいた教師側のカリキュラムでは、オールマイトがここにいるはずなのですが…」
相「やはり先日のはくそどもの仕業だったか」
死「どこだよ…せっかくこんな大衆引き連れてきたのにさぁ…。オールマイト…平和の象徴…いないなんて…子供を殺せば来るのかな?」
相澤は戦おうと、個性を発動させた。
この時を含めた生徒たちは、プロのヒーローたちが何と戦っているのか、何と向き合っているのか、それは、途方もない悪意だと気づいた。
切「はぁ!?ヴィラン!?バカだろ…ヒーローの学校に入り込んでくるなんて…アホすぎるぞ!」
「そうかな…自信があるなら…あり得ないことではないと思う…」
切「なっ…」
「ヴィランは常にヒーローに潰されてきた。力をつけて、報復をしようとやってきたって、おかしくはない話しだよ」
八「先生、侵入者用センサーは?」
13「もちろんありますが…」
轟「現れたのはここだけか、学校全体か。何にせよセンサーが反応しねぇなら、向こうにそういうことができる奴がいるってことだ。校舎と離れた隔離空間。そこにクラスが入る時間割り…バカだがアホじゃねぇ。これは何らかの目的があって、用意周到に画策された奇襲だ」
相「13号、避難開始。学校に電話試せ。センサーの対策も頭にあるヴィランだ。電波系のやつが妨害している可能性がある。上鳴」
上「あっ…」
相「お前も個性で連絡試せ」
上「うっす」