第7章 USJ
するとヒーローは人気商売のようなところがある、という話をしていた切島たちの方から蛙吹の毒舌が聞こえた。
蛙「爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気出なさそう」
爆「んだと!こら!出すわ!」
蛙「ほら」
上「この付き合いの浅さで、既にくそを下水で煮込んだような性格と認識されるってすげぇよ」
爆「てめぇのボキャブラリーはなんだコラ!殺すぞ!」
(前言撤回…)
男子が言い合いをしていると、訓練場に着いた。
訓練場に着くとそこには13号がいた。
13「皆さん、待ってましたよ」
A組「おお…!」
緑「スペースヒーロー13号だ!災害救助で目覚ましい活躍をしている紳士的なヒーロー!」
(ほぇ〜)
麗「わぁ〜!私好きなの!13号!」
13「早速、中に入りましょう」
A組「よろしくお願いします!」
中に入ると、そこには遊園地のような光景が広がっていた。
切「おぉ…すっげぇな!USJかよ!」
「USJ…?」
麗「行ったことない?おっきい遊園地みたいなとこだよ!」
「へぇ…」
13「水難事故、土砂災害、火災、暴風、エトセトラ…あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。その名も…嘘の災害や事故ルーム。略して…"USJ"!」
A組(本当にUSJだった…!)
(へぇ…)
相澤は13号にオールマイトはどこかと聞くと、通勤時に限界ギリギリまで活動してしまったようで、仮眠室で休んでいるとのことだった。
相「不合理の極みだな、おい」
相(まぁ、念のための警戒態勢…)
相「仕方ない、始めるか」
13「えー、始まる前にお小言を1つ2つ…3つ4つ5つ6つ…」
A組(増える…)
13「皆さんご存知とは思いますが、僕の個性はブラックホール」
(知らない…)
13「どんなものでも吸い込んで、チリにしてしまいます」
緑「その個性で、どんな災害からも人を救い上げるんですよね!」
13「えぇ」
そして次の言葉は、に響いた。