第6章 相応しき委員長
飯「静粛にしたまえ!」
皆が静かになり、飯田の方を見た。
飯「"多"を牽引する責任重大な仕事だぞ。やりたい者がやれるものではないだろう。周囲からの信頼あってこそ務まる聖務。民主主義にのっとり、真のリーダーをみんなで決めるというのなら、これは投票で決めるべき議案!」
飯田は手をプルプルと上げながら言った。
A組(腕そびえ立ってるじゃねぇか!)
(飯田くんて真面目なんだけど真面目すぎて話長いんだよな…前半なんてもうほとんど入ってこなかったや…まぁ投票で決めるってことだよね)
上「なぜ発案した??」
蛙「日も浅いのに信頼もクソもないわ、飯田ちゃん」
切「そんなんみんな自分に入れらぁ」
飯「だからこそ!ここで複数票取った者こそが、真に相応しい人間ということにならないか?どうでしょうか!先生!」
相澤はもう寝袋にくるまっていた。
相「時間内に決めりゃなんでもいいよ」
(めんどくさそうだな…)
飯「ありがとうございます!」
(飯田くんって…素直…)
こうして投票で委員長を決めることになった。
結果は…
デク:3票
八百万:2票
その他:1票
飯田:0票
そして…
繋原:1票
「!?」
(私に票が入ってる…!?私は入れてない…一体誰が…)
緑「僕3票…!?!?」
爆「なんでデクに!?誰が!?」
瀬「まぁおめぇに入れるよか分かるけどな」
は静かに頷いた。
爆「んだとこら!俺のどこが悪いんだよ!てめぇもさりげなく頷いてんじゃねぇ!」
瀬呂と爆豪の痴話喧嘩が響く中、飯田は悔しがっていた。
飯「くっ…うぅ…0票…分かってはいた…流石に聖職と言ったところか…」
八「他に入れたのね…」
砂「お前もやりたがってたのに何がしたいんだ飯田…」
こうして委員長と副委員長が決まった。