第4章 個性把握テスト
爆「おい!」
そう言ってズカズカ寄ってくると、いきなりの胸ぐらを掴み上げた。
麗「ちょ、爆豪くん!」
緑「かっちゃん!何してるんだ!」
切「おい爆豪どうしたんだよ!」
「…痛いから、離して」
震える指先をは必死で隠した。
爆「ハッ…こんなんされてもまだ冷静なフリかよ。気持ち悪ぃ」
上「おまっ…さすがに言い過ぎだって…」
庇う声が上がる中、当の本人であるは静かに爆豪をジロリと見た。
爆「お前一体なにもんなんだよ。えぇ!?てめぇの個性はなんだ!言え!」
「言うから、離して」
爆豪はやっと胸ぐらから手を離した。
爆「早く言え!」
爆豪の態度を皆良しとしたわけではない。
しかしの言葉の続きを待った。
「私の個性は"分解"と"修復"」
爆「はぁ!?なんだそりゃ。何でも壊して何でも直せるってか。ふざけんな、そんなもん!“無敵”じゃねぇか!」
「…違うよ」
少しだけ間を置いて、は言葉を繋いだ。