第13章 林間合宿
合宿3日目
みんなは再び早朝から特訓を始めていた。
補習組はもうふらふらだった。
相「補習組、動き止まってるぞ!」
相澤は首元の布で切島の頭を引っ掛け、グググと引っ張った。
切「うっ…!」
芦「すみません…ちょっと眠くて…」
上「昨日の補習が夜中の2時までやるとは…」
砂「朝は7時だし…」
相「だから言ったろ。きついって。個性の強化だけじゃない。何より期末で露呈した立ち回りの脆弱さ」
補習組「うっ…!」
相「お前らがなぜ他のクラスメイトより疲れているか、その意味をしっかり考えて動け」
補習組「は…はい…」
相「麗日、青山。お前らもだ」
相澤は後ろにいる2人を見た。
相「赤点こそ逃れたがギリギリだったぞ。30点がラインだとして、35点くらいだ」
茶「げっ…!ギリギリ…」
青「心外…」
相「気を抜くなよ。みんなもダラダラやるな」
今度はみんなを見渡せる崖に上がった。
相「何をするにも原点を常に意識しとけ。向上っていうのはそういうもんだ。なんのために汗かいて、なんのためにこうしてぐちぐち言われるか。常に頭に置いておけ」
爆(原点…)
轟(原点…)
緑(原点…)
(原点……私は私のために…未来の世界のために…ヒーローになりたい)
するとはバキバキっと今までで1番大きく大地を割った。
「来た…!修復…!」
喜びも束の間、はすぐに大地を元に戻す。
相澤もその様子をチラリと見ていた。
(今までで1番の出来だ…でもたった一回じゃ意味ない…)
「よし」
は額に馴染む汗を拭い、再度地面に手をついた。