第4章 個性把握テスト
第四種目の反復横跳びでも、例の如く筋肉の分解と修復では好成績を残した。
そして第五種目のボール投げ。
お茶子はゼログラビティでボールを無重力化し、結果は♾️
A組「無限!?」
上「すっげぇ…」
切「無限が出たぞ!」
「すご…」
そしてデクの番となった。
ボールを持ってその場所に立つ。
するとここまで見せ場がないデクを飯田が心配し始めた。
飯「緑谷くんはこのままだとまずいぞ」
爆「あ?…ったりめぇだ!無個性の雑魚だぞ!」
飯「なっ…無個性?彼が入試時に何を成したか知らんのか?」
爆「はぁ?」
「無個性か…いいな」
デクを見ながら出たの言葉に、周りにいた生徒たち、その中でも特に爆豪が反応した。
爆「あ!?」
は爆豪のひどく不機嫌そうな声にみんなの方を向いた。
麗「繋原ちゃん、無個性が羨ましいん!?」
切「マジかよ!俺はお前の個性が羨ましいってのによ!」
上「使いすぎてもアホになんないとことかな…」
飯「そんな万能な個性を持っていてなぜ羨ましがる?」
「あ、いや…別に…」
(無個性だったら、あんなことにならなかった…されなかった…)
はそれだけ言うと水分補給の名目でその場を離れた。
飯「…なんか気に触るようなこと言ってしまったか…?」
切「いや…そんなことねぇと思うけど…」
麗「どうしたんやろ…」
爆「自分が万能な個性だからって調子に乗ってんだろ!ほっとけ!クソが!」
その様子を相澤は見ていた。
相(…個性を呪い無個性を願うか…。…世の中は本当…理不尽で溢れてるな)