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例外のヒーロー【ヒロアカ】

第11章 職場体験


あれから2〜3時間経っただろうか。
は、ゆっくりと目を開ける。

視界に映ったのは、ベッドの脇で突っ伏すように眠る相澤の姿。
腕を枕に、深く眠っている。

(……先生)

きっと、ずっとそばにいてくれたのだろう。
あの無表情の奥に隠された想いが、胸の奥にじんと沁みる。

「……ありがとう、先生」

掠れた声で、ぽつりと呟いた――その時。

コン、と控えめにノックが響く。

ゆっくりと開いた扉の隙間から、黒い忍装束の男が顔を覗かせた。

エ「……目を覚ましたって聞いてな」

その声に、は驚き、かすかに目を見開いた。

「……エッジショットさん」

その声が、静かに病室に落ちた瞬間。

――ふ、と相澤が微かに顔を上げた。

薄く目を開き、やってきたエッジショットの姿を捉える。

エ「……悪い。邪魔したな」

相「……別に。構わん」

エッジショットは短く目を細め、
は、申し訳なさそうに唇を結んだ。

「……勝手に動いて、ごめんなさい」

エ「……俺もだ」

その低く落ち着いた声に、は目を見開く。

エ「こうなると思っていなかったとはいえ、行かせたのは俺だ。こんな風にさせてしまって、悪かった」

その言葉には、重みと、静かな誠意が込められていた。

「いや、そんな…」

エ「でも……次はないぞ」

真っ直ぐな瞳で、短く告げる。

「……はい」

注意されたがは嬉しかった。

("次"もあるってことだよね…エッジショットさん、優しいな)

エッジショットも何か感じ取ったのが、表情が和らぐ。

エ「生きててよかった」

その一言に、の瞳がふっと潤む。
エッジショットは、それ以上何も言わず、わずかに目を細めた。

相澤は、静かにそのやり取りを見守っていた。

そして――

エ「……もう一人、お前に会いたいって人がいる」

そう言いながら、エッジショットが扉の方へと目を向けた。

コン、と再びノック。

扉が静かに開き、
スーツ姿の男が現れる。

?「失礼。保須警察署長の面構だ」
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