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例外のヒーロー【ヒロアカ】

第11章 職場体験


夜――。

街はすっかり暗くなり、昼間の喧騒が嘘のように静まり返っていた。
煌びやかなネオンの下、とエッジショットは並んで路地裏の巡回に出ていた。

エッジショットの動きは、昼間と変わらず静かで滑らかだった。
まるで街の“影”そのもののように、気配を消して歩く。

はその後ろを、少しだけ距離を取ってついていく。

エ「……この辺りは、日が沈んでからが本番だ」

低く、落ち着いた声。

エ「昼間は隠れてる奴らが、夜になって動き出す」

「はい」

は周囲に意識を向けながら、足元を静かに進めた。

だが、ふと――

――カツ…

微かに、背筋に冷たいものが走った。

(……今、何か……)

通りの奥。
目の端で、誰かの影が動いたような気がした。

は反射的に足を止め、視線をそちらに向けた。

エ「……気配か?」

エッジショットが気づき、足を止めてを振り返る。

「……いえ、見間違いかもしれません」

そう答えたものの、心の中でははっきりと何かが告げていた。

(違う……何かが、動いてる)

目には見えない。
けれど、確かに――何かが蠢いている。

エ「……焦るな」

静かに放たれたその声に、ははっとして息を整える。

「……はい」

エッジショットは、を見たあと、ゆっくりと夜の闇に向かって歩き出した。

も、その後に続く。

そして――

(……何かが起きる。そんな気がする)

胸の奥でざわつくものは、もはや拭いきれなかった。
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