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例外のヒーロー【ヒロアカ】

第10章 名前をつけてみよう


「えっと…私のヒーロー名は…」

目をつぶっていた相澤も片目を開けて、ちらりとの方を見た。

「…救済ヒーロー、リコード・セラピス」

は自信なさげにフリップを見せた。
しかしそんなとは対照に、クラスメイトは興味津々になって聞いていた。

切「おー!なんかかっけぇ!!」

芦「どんな意味なのー?」

八「リコードは、"書き換える"、"再構築"の意味ですわ」

蛙「セラピスは確か"癒し"じゃなかったかしら?」

「八百万さんと蛙吹…梅雨ちゃんの言う通り。私の個性は"分解"と"修復"。壊してしまうだけじゃなくて…ちゃんとなおして、癒したい。それに…」

先ほどまで賑やかだった教室が今は静まり、の次の言葉を待っていた。

「私はここから、自分の人生を書き換えたい。…そんな思いで、この名前を付けました」

みなこの時同じことを思った。

目の前に立つこの少女は、一体どれだけのものを1人で抱えてきたのだろう。
自分たちと同じ歳だが、苦しい経験をしてきた数は、比べ物にならないほど多いのだろう。

そして決意した。

自分たちも一緒に彼女の人生を書き換えていこうと。

ミ「いいと思うわ!あなたの想いにも個性にも、そしてなによりあなたのその優しい性格にぴったりね。決定よ!」

は少し照れくさそうに笑い、みんなからは拍手が送られた。

緑(繋原さん……僕たちに見える君は、ずっと強かった。君だから、あんな過去を耐えられたって、そう思ってた。でも、今気づいた。それはほんの一部で、きっと何度も心が折れたことがあったんだ…。今だって、乗り越えられたわけじゃないのかもしれない。でも…)

相澤もほんの少し笑っているようだった。

緑(でも君が人生を“書き換えたい”と思うなら、僕たちも、その新しいページを一緒にめくっていきたい。頑張ろう、みんなで一緒に)
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