第10章 名前をつけてみよう
すると前の席にいる瀬呂がの辞書をめくるページの音に反応し、振り向いた。
瀬「お前辞書引いてんのか!ガチじゃん!」
その言葉にみんなの方を振り向いた。
「え、あ、えーと…」
(どうしよう…馬鹿だからそれっぽい言葉も知らないし、全然浮かばないなんて、恥ずかしくて言えない…)
すると
切「いいじゃねぇか!これからずっと背負う名前なんだぜ?そりゃガチにもなるって!」
切島が思わぬ助け舟を出してくれた。
「そ、そうそう…だから真剣に考えないとなぁ、って…ハハハ…」
切「そういうお前の真面目なとこ、いいと思うぜ!」
切島はそう言って親指を立てた。
上「俺らも見習わねーとな」
芦「えー!上鳴が真面目に!?なれるわけないじゃーん!」
上「なっ…!俺だってやろうと思えばなぁ…!」
耳「アホになるのに??」
耳郎は吹き出しながらそう言った。
上「うっ…」
このやりとりにクラスにはみんなの笑い声が響いた。
するとその騒がしい様子の中、の元に後ろからスッと何かが差し出された。