第9章 雄英体育祭
体育祭が終わり、結果は
1位:爆豪
2位:轟
3位:常闇、飯田
であった。
爆豪が1位になったものの、轟が途中でダウンしてしまったため本気のぶつかり合いが出来なかったと、その順位に納得いってないようであった。
飯田は兄がヒーロー活動中に怪我をしたとのことで早退したため、表彰式に3位の座に常闇だけがいた。
はせめて最後にみんなにお疲れ様と言おうと保健室を出た。
しばらく歩くとエンデヴァーがいた。
「あの人は…」
エ「君は…」
エンデヴァーはこちらへやって来た。
エ「一戦目の戦い、見事だった」
「…ありがとうございます。」
エ「どんな過去を背負っていようと、そんなのはどうだっていい。今強くあること。それが全てだ」
「…」
エ「君の個性は万能だ。もし焦凍のものと合わさったら…」
はまさかと思い顔を上げた。
するとそこへ
轟「繋原」
轟がやって来た。
先刻のことを謝ろうとやってきたのだ。
しかしそこにはあの憎き父親がいる。
轟「…何してる」
轟はを後ろに隠すように、エンデヴァーの前に立った。
エ「よくやったぞ、焦凍」
轟「んなことどうだっていい。こんなとこで何してやがるって聞いてんだ。」
エ「その子の個性もかなり強力なものだった。もしお前とその子の個性が合わされば、もっと強い子が生まれるんじゃないかと、そう思って提案していた」
轟「クソ親父…ほんとにどこまでも…」
「轟くん」
轟が眉根を寄せ拳を振るわせると、がその手を握って前に出た。
「…私も轟くんも、道具じゃない。轟くんの個性もあなたのものじゃない。もちろん私の個性も、誰のものでもない私のものです」
轟「あぁ…」
エ「…」
「轟くんがその力をどのように使ってどんな風になるのか、それを決めるのは轟くんです。"俺の力を持って俺を超えろ"なんて、そんなこと言わないで。行こう、轟くん」
は轟の手を引っ張ってその場を去った。