第8章 褒美
「キバナさま…?」
「来い。」
お互い精液に塗れた後、
朝シャンして、リビングのソファーに沈むと、
レイがシャワー室から出てきた。
「ん……。」
体の疲れも、性欲もなくなって、
解放感でいっぱいだ。
レイがオレさまの足元に座って、
脚に擦り寄った。
自分の精液をかけたところに、手を触れる。
「よかっただろ?」
「はい…。」
オレさまも何回も出したし、
レイも何回も達した。
「気持ちよかったです。」
「ベトベトにしてたもんな。
オレさまもだけど。」
レイの顔もどこかすっきりしている。
やっぱ溜めるのはよくねえな。
来年から考え直そう。
少なくとも、夢精はしたくない。
「キバナさまの…濃かった…。」
「お前もだろ。」
コイツの、有り得ないくらい濃かった。
真っ白の液体というか、どろどろだった。
もしかして、骨折してからヤってないのか?
じゃあ…3ヶ月くらい…?
考えただけで頭おかしくなりそうだ。
「普段抜かねえの?」
「はい。抜くと、後ろの感度落ちるので。」
「まだ治るまで数ヶ月あんぞ。」
「………。」
レイがこてん、とオレさまの脚に体を預けた。
さっきの蕩けた顔で、オレさまを見る。
「キバナさまと一緒にイキたい…。だから、
我慢してます。」
素直で、従順で、純粋で。
綺麗な奴を汚してると思うと、
背徳感がぞわぞわと支配する。
未成年を飼い慣らして、性欲をぶちまけて、
汚して、支配して。
本当はこんな子どもに性暴力を働くのは
いけないことだと分かっているのに、
やめられない。
いや、この背徳感がいいんだろうな。
「従順な犬は、
もっと、かわいがってやらねえとな。」