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キバナさん 男娼を買う
第3章 理由
オレさまがそう言うと、
少年が札の数を数え始めた。
「ただ、そのチップはお前のために使えよ。
背中の傷、さっさと治せ。」
「ありがとう…ございます。」
少年が金を大事そうに財布に仕舞う。
口には少し笑みが浮かんでいた。
「これでオレさまも固定客か?」
オレさまがそう言うと、少年が顔を上げて目が合った
顔色が少しだけ良くなった気がする。
「いつでも呼んでください。」
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