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キバナさん 男娼を買う

第8章 褒美








 身体をゆっくり起こして、
 ベッド脇の棚の引き出しを開ける。
 …前と、ラインナップが違う。

 「ちゃんと男向きの玩具も入れてやったんだ。
 感謝しろよ?」

 「あ…ありがとう、ございます。」

 後ろをいじる玩具ばかりだ。
 一瞬悩んでから、玩具を1つ、取り出した。
 これなら…魅せれる、かも。

 真っ黒な球体が5つほど付いた紐を手に戻る。
 あなる、びーず…。

 「へぇ。それね。」

 「ん、んぅ……。」

 バイブを抜いて床に転がして、
 ベッドに置きっぱなしになっていた
 ローションを手に取る。

 どぷどぷとたくさん塗り込んでいく。
 球体1つ1つに、丁寧に塗らないと…。

 「だからさ、ローションつけすぎじゃねえの?」

 「ぅ…これ入れたら、
 奥までいっぱいに、なります。
 だから、塗っておかないと…痛いんです。」

 「は?全部入れる気かよ。」

 「はい…その方が、興奮、すると思いまして。」

 「まぁな。」

 これ、入るのかよ、とキバナさまが笑っている。
 確かにこれは大人用だ。
 でも、5個しか玉がないし、
 普通のよりも短いから簡単に飲み込めそうだ。
 …僕の身体ではギリギリ、だけど。

 「奥まで…届きます。これなら…。」

 ローションの塗り込みが終わり、
 仰向けになって、脚を開くと、
 蕾がぬぱ、と音を立てた。

 「………う…もう…とろとろで……。」

 キバナさまの目線が
 僕のとろとろに溶けた蕾に移る。
 力を出したり入れたりすると、
 蕾がくぱくぱと物欲しそうに収縮した。
 キバナさまの意識が僕の蕾に集中していく。
 よし、魅せつける時間だ。

 「い、挿れます……。ぁ、ッ」

 球体をゆっくり蕾に押し込んでいく。
 バイブでしっかり解された肉洞は、
 ぱくぱくと玉を飲み込む。

 「ぃ、あ…入ってる、ぅ…。」

 ちら、とキバナさまを見ると、
 僕の穴が、玉を飲み込んでいくのをじっと見ている。
 欲望の火は既に灯っているだろう。
 だから、あとはめいっぱい昂らせていくだけだ。



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