第2章 マイワールド
山口くんを真ん中に左側に月島蛍、右側に私が並び3人で仲良く帰る。
と言ってもずっと話しているのは山口くんでたまに月島蛍が相槌を打つだけで私は彼らの会話を聞いている、と言いたいところだけど正直頭がパニックを起こしていてなんの話をしているのかまったく入ってこない。
日向、影山、テスト、合宿。
聞き取れたのはこの単語のみだ。
「そういえば空知さんってさ」
「は、はいっ!?なんでございますでしょうか?」
「なんで敬語?」
いきなり月島蛍に呼ばれた。
心臓が抉れた、どうしよう、好き。
「図書委員会だったよね、確か」
「え、あ、うん……」
「読みたい本があるんだけどずっと借りられてて借りることできないんだけど」
「え、まじ?返却期間過ぎてる人いたかな……。明日当番だから見てみるね。ごめんね」
「君が謝ることじゃないケド」
横目で月島蛍が私を見た。
まさか月島蛍が図書室を利用していたなんて。
何故私が当番の時に来ないんだ。
いや、来られても困るな。
まともに仕事ができない。
彼はどんなジャンルの本を読むんだろう。
イメージではミステリーとかサスペンスだけど、ノンフィクションとかSFとか読んでてもいいなぁ。
聞きたいな、聞いてみてもいいかなぁ。
「あ、のさ。ちなみにどんなジャンル、読むの?」
「ツッキーは推理小説やSF小説よく読んでるよね!」
「なんで山口が答えるの」
「ごめん、ツッキー!!」
イメージにピッタリすぎるだろ!!
優勝です!!!