第15章 ❁花火大会 蜂楽 廻
『んあっ、あっ…んっ…///』
「エマ気持ちいぃ?」
そう言って、態と舌を出して見せつけるように胸を舐める廻くん…
勿論、片方は彼の指で愛撫されている。
胸の先端を指で弾かれたり、捏ねられたりとされれば全身に甘い電流が流れ更なる快感を身体は求める。
それは彼にはお見通しのようで…
「にゃはっ、エマ…足擦り合わせてどうしたの?ほんとはもーっと気持ちよくなりたいんじゃない?」
耳元でいつもより低音で囁く廻くん…
エッチの時にしか聞けないセクシーな声に身体は彼が欲しいと疼き、私に訴えかけてくる。
そっと太腿を這う彼の指はあっという間にショーツの隙間から忍び込み…
くちゅり…
『んぁあっ…め、ぐるく…んっ///』
「なに?うわぁ、エマのココかなりヤバいね…超甘そうじゃん…頂きまーす!」
『へっ!?…廻くんだめっ…ひゃああん!//』
突然襲いかかる快感…
生温かくてぬるっとした何かがナカを出入りしたのだ。
その何かは廻くんの舌…
彼の舌は確実に私が弱い箇所を攻め上げる。
あまりの快感に必死に抑えていた声は溢れ出し、彼の舌の動きに合わせて腰が勝手に動き出していた…
「んっ…エマ超可愛い…ねぇ俺のこと欲しい…?」
『ッ!///』
さっきまで私の太ももの間にいた筈の廻くんの顔は気付けば、目の前にいた。
視界全部が廻くんの顔で、背後には微かに見える花火…
そうだ、私たち花火を見にきてたんだ…
でも花火なんてどうでも良くなっていた。
ふっと笑う廻くんの表情の方が花火よりも綺麗だったから…
彼の笑顔に私の理性は崩れ去った。
私の負けだ。
拘束されている両手を廻くんの首に回し、そっと彼の唇にキスする…
『廻くんが欲しいの…だめっ?』
「ッ!///可愛いお姫様のお願いならばガッテン承知の助だよ!」
冗談まじりにそう言う廻くん、でも彼の顔は完全に…
男だった。