第13章 スーパーヒーロー 國神錬介
「エマ、ほんとにいいのか?」
『うん…お願い、錬くん//』
「ッ///分かった、嫌になったらすぐ言ってくれ。いいな?」
『うん…んっ//』
ここは錬くんの部屋、彼の家族は皆んなお祭りに出かけていて此処には私と錬くんの2人きり…
私が錬くんにお願いをしたのだ。
あの男たちの感触を忘れさせて欲しいと…
重なり合った唇は触れては離してを数回繰り返し、錬くんの舌が私の唇をなぞった…それは口を開けろの合図。
そっと口を開ければ彼の舌がすかさず口内に入ってきて、私の舌を捕まえる…
ねっとりとしたキスに変われば、自然とお腹の奥が疼き出す…
キスをしながら浴衣越しに優しく胸を揉まれれば、さっき触れられた感触は消え去った。
気持ち悪かったはずなのに、今では気持ちが良くてもっと触って欲しいと思うのは相手が錬くんだからだ…
『んっ、ンんっ…れ、んく…あっ//』
首元にチクリと甘い痛みが走る…
彼の珍しい行動に胸がドキドキした。
「お前は俺のだから…いいだろ?」
錬くんの言葉に小さく頷けば、フッと嬉しそうに微笑み再び首元へと顔を埋められた…
ちゅっ、ちゅっ…とリップ音と共に走る甘い痛み…
照れ屋さんの錬くんはあまり好きだと言ってくれない。
それにこんな風に印をつけられたこともなかった。
そのせいだろうか…
『んっ…あっ、ンっ…』
こんなに興奮してしまうのは…