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エゴな彼らと甘いお話【ブルロ短編R18】

第12章 夏祭り 潔 世一


『え?雨…?』

「まじかよ、行くぞエマ!」

突然降り出した雨、咄嗟に俺はエマの手を掴んで近くの神社へと走り出した。

「なかなか止まねぇな…」

『そうだね、花火見たかったな…』

「この雨じゃ無理だよな…」

なんとか小雨のうちに神社に入ることができ、そこまで濡れることはなかった俺たち。

少し向こうでは雨であっても人で賑わっているのが分かった。

チラリと横目でエマを見れば少ししょんぼりとしていた。

しょぼんとするエマに来年また見に行こう!っと言えば嬉しそうににっこりするエマに胸がどくんと高鳴った。

エマが可愛すぎるから。

薄暗くて2人きり…

おまけに浴衣姿のエマ…

静かに理性が徐々に壊れていくのが分かっていった…

必死に耐える俺をエマは追い討ちをかける…

『よっちゃん…大好き』

ああ、無理だ…

『ッんっ///よっちゃ…』

「ごめんエマ…我慢できねぇ」


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