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エゴな彼らと甘いお話【ブルロ短編R18】

第8章 ハジメテ 潔 世一


『よ、っちゃん…?』

「ダメか?エマ…」

頬を撫で、私を見下ろす彼の瞳は熱っぽくて凄く色っぽい…

よっちゃんの言葉の意味は分かっている。

この先はお互いまだ未知の世界…

期待もあるものの、やっぱり不安だ。

上手く出来るか自信がない。

それにハジメテは痛いとも聞く…

だけど…

「やっぱ嫌か?」

悲しそうな表情をする彼はまるで子犬のよう…

『嫌じゃ無い…でも上手くできるか自信がなくて…//』

「そんなの俺だってハジメテだ!正直自信はねぇよ、でもこの気持ちが抑えらんねぇんだ。エマを自分のモンにしてぇって…心も身体も…」

苦しそうに胸に手を当てるよっちゃん…

そんな彼の表情を見て私は覚悟を決めた。

『よっちゃん…シよ?』

「ッ!いいのか?」

パァッと表情が明るくなるよっちゃんに、私は小さく頷いた。

「好きだエマ、優しくする…」

そっと唇を重ね合わせられる。

『私も…好きだよ』


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