第5章 狼さん 氷織 羊
気付けば羊くんに押し倒されていた…
彼を見上げれば…
『ッ!』
「僕はエマから貰ったもんはなんでも嬉しいで、なんなら君と過ごせるだけでもええんや。そやから烏のLINEもういらんやろ?」
ギラリと瞳を光らせる羊くんはまるで狼さんのよう。
そのあまりの色っぽさにゴクンっと息を呑んだ…
この先のコトを密かに期待してしまう。
「今日は僕の誕生日やから…エマのこと食べてええ?」
『お手柔らかにお願いします…』
「フッ…ほな頂きます」
うさぎさんは狼さんに美味しく食べられたそうだ。
___fin___