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エゴな彼らと甘いお話【ブルロ短編R18】

第18章 仔猫 千切 豹馬


「なっ!///」

『ど、どうかな?…///』

そう言ってもじもじするエマは破壊力抜群だ…

というのも今のエマの姿は…

「私の言った通り!千切くん顔真っ赤じゃん!どう?猫耳エマちゃん」

もこもこの真っ黒のワンピースに猫耳をつけているのだ。

文化祭でエマのクラスはメイドカフェならぬ、猫耳カフェをするらしい。

その準備で衣装合わせをしていたんだとか。

ついでに今日はハロウィンってこともあって俺のクラスに顔を出しに来てくれたらしいのだ。


めっちゃ嬉しいけど…

露出多過ぎねぇか!?

太ももは見えてるし、胸元もざっくり開いてるじゃねぇか…

そうこうしている内に教室内は騒がしくなる。

"やばっ!めっちゃ可愛くね?"

"猫耳カフェ絶対行かねぇとな!!!"

今は昼休み、俺以外の男も教室にいるわけだ。

沸々と湧いてくるモノを俺は抑えられなかった…


「悪りぃ、エマ借りるわ」

『えっ?…きゃっ///』

「ちょっ!千切くーん!!!あーあ、行っちゃった…」

そう言いながらもエマの友人のアユは嬉しそうだった。

実は千切が怪我をしてから元気がないことをずっと気にかけていたエマ…

相談を受けていたアユはいい事を思いつく。

実は文化祭の猫耳カフェのメイドは女子ではなく男子なのだ。

まずは衣装合わせということにしてエマに衣装を着させた。

そして千切にこの姿を見せたらきっと元気になるはず!っとエマを説得したのだ。


最初こそエマは恥ずかしがっていたが、アユの説得に負け千切に会いに行くことに…


エマを見る千切の瞳がギラリと光ったのは恐らく嫉妬だろう…

そのこともアユはしっかり見ていた。

「良かったね、エマ!」

アユは嬉しそうに2人の背中を見送ったのであった…


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