第4章 《2章》サンジ落ち編/2話3P
〈第2章 サンジ落ち編〉
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「………おれじゃ、ダメか……?」
「はいっ!?」
(へ!?いい今、なんて言ったのこの人!?)
「ダメか、ロクジュ………………?」
赤らめた顔で視線を逸らしたサンジが、小さくつぶやいた言葉に跳び跳ねるくらいおどろいてしまう。
(ちょ、ちょっと待って。なに………これって[ジェルマ転生で救済サンジ夢]のお話だったの?………ウソ……)
「ロクジュが他のヤロウに好きにされて、イヤらしいことすんのもされんのも、おれ、マジでスゲェイヤだ。ガマンできねェんだけど」
「そ、それって、恋愛感情じゃない…よね」
「あ───、お前が特別すぎてさ、もうそれが[恋愛感情]なのか[家族愛]なのか分からねェんだ」
(な…………………)
「だとしても、兄様……私とデキるの?」
(そもそもそこでしょ。だって『姉にメロリンしたらキモチ悪い』って確か[原作者様]にハッキリと言われてたし。………私も兄弟とデキる[倫理観]や[モラル]なんですか?)
うん。
私は───多分、スルのに問題ないだろう。
(やっぱりどこか『他人だった異世界人の記憶と感覚があるからべつに』───って思うところがある。それに、血縁者でもサンジなら……この人ならきっと大丈夫)
なんだか、単純に漠然とそう思える。
つらつらとそんなことを考えていたら、強い瞳をしたサンジが笑ってくれた。
「全然大丈夫だから心配すんな。ちゃんと最後までデキっから。…………[妹]に、スゲェ最低 だとは思うよ。でも女買う時もなんかロクジュに似たタイプばかりだったし、一人でする時なんかも結局は……」
(……!! 一人でするとか………)
「わ、分かった。………だ、大丈夫なんだったらじゃあ[ロクジュのはじめて]をもらって下さい。……兄様」
「………おう!!」
話してる内容は『大人になったから発生すること』なのに、まるで少年の頃みたいに爽やかに笑うサンジ。
変わらない笑顔にすごく安心していく私。