第3章 落ちつかねぇんだよ【爆豪】
ある日、放課後。
「勝己、今日の課題、
轟くんと一緒にやることになったの」
爆「......は?」
ちょっとした連絡のつもりだった。
けどーー
爆豪の顔が明らかに曇る。
爆「別に誰とやろうが関係ねえけどよ、
なんでわざわざアイツなんだよ」
「だって、席近いし、
課題の内容も似てるし......」
爆「はっ、言い訳すんなよ」
「なにそれ.......
勝己が不安にならないように言ってるのに
疑われるのつらいよ」
バチンとぶつかった視線。
教室に響いたのは
互いの深いため息だった。
それから一一
気まずい空気が、数日間続いた。
でも、爆豪は変わった。
昔のアイツなら、
こんなすれ違いなんて
放っておいたかもしれない。
けど、、、