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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第24章 「可惜夜に眠る 後編②**」


「……なに?」



声にならないまま固まった私を見て、先生が少しだけ顔を近づけた。



「一緒に寝てほしいの?」

「っ……!」



顔が一気に熱くなる。


(バレてる……)


そんな私を見て、先生はくすくすと喉を鳴らした。
そのままベッドの縁に深く腰を下ろした。



「素直にそう言えばいいのに、この甘えん坊」



先生は私の両脇に手をついて、そのまま上から覆いかぶさって。
そして、わざと体重をかけてきた。



「わっ……」



シーツ越しに伝わる重み、体温。
先生の匂いに、いっぺんに包まれる。



「ちょっと、先生……っ、重い〜」



苦しいはずなのに、なんだか可笑しくて。
思わず声を上げて笑ってしまった。



「はは、潰れちゃう?」



先生は楽しそうに笑うと、私の上から体をどかして。
そのまま、ごろんと隣へ寝転がった。



「え……あの、お仕事は?」

「もういいや。伊地知がなんとかするでしょ」



あっさりと残業を放棄した先生は腕を、私の首の下へと滑り込ませた。
ぐいっと引き寄せられて、先生の胸の中にすっぽりと収まる。


(ひゃぁ……)


先生の腕枕。
少し硬い腕の感触と、規則正しい心臓の音がすぐ耳元で聞こえた。



「……いいんですか?」

「が『一緒に寝て』って誘ったんでしょ?」

「誘ってないです……ただ、ちょっとだけ……」

「はいはい」



先生の手が、私の背中を一定のリズムで優しく叩き始める。
まるで、小さな子供を寝かしつけるみたいに。



「じゃあ、寝るまでなんか話してよ」

「……えぇ?」



突然の無茶振りに、思わず顔を上げた。
蒼い瞳が、面白そうに私を見つめている。


(話してって言われても……)


こんな状況で、気の利いた話なんて急に思いつかないよ。
頭の中は、先生の匂いと体温と。
心臓の音で、いっぱいいっぱいなのに。
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