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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第21章 「可惜夜に眠る 前編**」


「よっしゃ、次!」



サーブ権が一年生チームに移る。
虎杖くんがボールを持ってエンドラインに立った。



「いくぞっ!」



虎杖くんが放ったサーブは、真希さんほどではないけれど、風を切るような鋭い弾道を描いた。
それを、パンダ先輩が正面で受け止める。



「おっと! 一年にしてはいい球だぜ!」



ボールが高く上がり、狗巻先輩が滑らかにトスを上げる。



「明太子!」



そのボールの先には、助走をつけた真希さんが高く跳んでいた。



「倍にして返してやるよ……らぁっ!!」



ネット際からの強烈なスパイク。
さっきのアウトになったサーブ以上の殺気で、ボールが一年生コートへ叩き込まれる。


(ひっ……!)


私が悲鳴をあげる暇もなかった。
その落下点に、虎杖くんが飛び込む。



「拾ったっ!!」



ドォン!!



重い衝突音とともに、虎杖くんがレシーブする。 
ボールの勢いは殺しきれず、高く真上に上がった。
ふわりと、ボールが私の頭上へ落ちてくる。


(えっ、わ、私!?)



「、繋げ!」

「ひぃぃっ! の、野薔薇ちゃんお願いっ!!」



私は両手を突き出して、無我夢中で前に押し出す。
ボールはへろへろと放物線を描いて、野薔薇ちゃんの方へ飛んだ。
やっと、ボール触れた……!



「ナイスよ、!」



野薔薇ちゃんが空中高く舞い上がった。



「東北の『守護神』とは私のことよ!!」

「それリベロだぞ」



すかさず伏黒くんがツッコむが、野薔薇ちゃんは空中で身体を大きく反らし、ボールを叩き込む体勢に入る。



「ローリング・サンダーーーッ!!!」

「それレシーブ技だから!!」

「リベロはアタックしないぞ!!」



虎杖くんとパンダ先輩のツッコミが重なる中――
野薔薇ちゃんの手のひらがボールを捉えて、渾身のアタックが相手コートへ突き刺さった。
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