第20章 「君の心をさらったその日から**」
あ。今、想像したでしょ。
これが、自分の中に入ってくるってこと。
「わかった? 次は、がつけてね」
「……う、うん……?」
は一瞬だけ戸惑ったが、小さく頷いた。
(よし。絶対、次はにやってもらおう)
この細い指が僕のものに触れるところを想像しただけで……
だめだ。
ほんと、我慢するってことに向いてないな、僕。
「に見られてたせいで、こんなに……ガッチガチなんだけど」
「……っ!?」
の耳元に口を寄せて、わざと低く囁く。
「早く挿れて、の中……ぐちゃぐちゃにしたい」
ぴくっと肩が跳ねて、の目が潤む。
わざとこういう言い方すると、は期待してるくせに、少し怯える。
(その顔は……ずるいでしょ。めちゃくちゃにしたくなる)
の手を取ると、彼女の手が小さく強ばった。
「……ぎゅってして?」
そう言うと、遠慮がちには僕の指を掴んだ。
絡めた指をすりすりと撫でてやる。
これからすることを、意識させるみたいに。
そのまま、潤んだ瞳を捉えて、ゆっくり唇を重ねた。
触れるだけのキス。
けれど、繋いだ唇の隙間から熱い息が混じる。
「……」
名前を呼んだ瞬間、
唇をきゅっと結んで、小さく押し返してきた。
……ああ、もう。
ねぇ……。
ここから先、全部もらっていい?