第20章 「君の心をさらったその日から**」
「じゃあ――なんで、こんなに……ぬるぬるしてるの?」
答えを待つつもりなんて、最初からない。
そのまま、指を少しだけ動かした。
濡れて熱を帯びたそこを、何度もなぞっていく。
「……やっ、やだ……っ、あ、あぁ……っ」
撫でるたび、の身体がびくびくと跳ねる。
今度は突起の周りを、優しく円を描くように指の腹でなぞってやる。
「やっ……そこ、っ……ん……」
くぐもった声が、湯気の中で溶けていく。
乱れていく呼吸。
頬の赤みは、とっくに湯の熱によるものじゃない。
さっきまで必死に距離を取っていた身体が、今は無意識に僕の首に腕を絡ませている。
……素直でいい子。ほんと、かわいいよ。
あ、コリコリしてきた。
、ここ好きだよね。
「こっちは……どうかな」
中指をゆっくりの中へと沈めていく。
「……っ、ぁ……!」
指を迎え入れるたび、内側がきゅっと絡みついてくる。
僕を見上げるの目は涙で潤んでいた。
小さく横に首を振ってる。
……これ以上は、ダメって?
そんなわけないでしょ。
ここで止めたら、の方が辛いくせに。
このまま、もう一本――
そう思って、指をもう一本入れようとしたその瞬間だった。
「……っ、だ、だめ……!」
が腰を引いて、ばしゃっと水面が跳ねた。
指が抜けると同時に、はそのまま立ち上がった。
湯船の縁に手をついて、肩で息をしている。
白く濁った湯の中から、の柔らかそうな太ももが露わになる。
脚を閉じようとして、でも力が入らないのが丸わかりで。
「だーめ、逃げないで」
逃げようとした腰を片手で抱き寄せた。
腰を押さえたまま、もう一度指を中へ戻す。
奥まで沈めてから、少しだけ引いて、また押し戻す。
「……んっ、ひゃぁ……っ、せんせ……!」
は手を口元に当てて、声を抑えようとしてる。
でも、漏れてんだよね。
お風呂場だと、自分のエッチな声響いて恥ずかしい?
空いた親指で、形を確かめるように突起を擦る。
「……っ、や……そこ……っ、あ、あぁ……!」
脚が震えていた。
腰を固定してなきゃ、今にも崩れそうだ。