第20章 「君の心をさらったその日から**」
「……っひゃ、あ、あのっ、ちょ、ちょっと……っ!」
ばしゃばしゃ、とお湯をかき乱すように暴れだす。
お湯が僕の顔に跳ねて、思わず目を細めた。
「そんなに暴れたら、見えちゃうよ?」
そう言うと、はぴたりと静止した。
もう何回も裸見られてるんだから、恥ずかしがる意味ないのに。
彼女の体をお湯の中で引き寄せる。
肌と肌が触れ合って、あったかいお湯とともに柔らかい感触が伝わってくる。
は落ち着きなく身体をくねらせていた。
湯の中で何度も体勢を変えようとするけど、この距離で逃げ場なんてあるはずがない。
「わっ、あっ、や、ちょ、ちょっと……っ!」
僕に触れない“位置”を探してるんだろうけど――
そのたびに、のかわいい胸がちらっと覗いてしまう。
慌てて腕を交差させて隠そうとするし、時にはお湯に沈もうとする。
でも沈みすぎると、今度は僕の膝の間に入ってきそうになって、また慌てて浮かび上がる。
……何この可愛い生き物。
「……ああああああのっ……!」
突然、が声を上げて僕に何か訴えてきた。
「ん? どうしたの?」
「あた、あたって……っ」
口をぱくぱくさせながら、顔を真っ赤にしている。
あ、バレた?
当たってるよね、僕の。
しかも、固くなってるのも……たぶん、気づかれてる。
「な、なんでっ、何にもしないって……っ」
焦ってる顔が、可愛すぎる。
やっぱり“何にもしない”って言葉、信じてたんだ。
逃げようとした肩を強く抱きしめる。
「……だって、期待してたでしょ?」
彼女はぶんぶんと首を振る。
「し、してないもん……っ!」
嘘だ。
もうの身体は、我慢できてないでしょ。
「えー、ほんとかな?」
さらに手を太ももに滑らせて、彼女の割れ目に指が届いた瞬間――
「……ひぁ……っ」
は甘い声を小さくこぼし、全身を強ばらせた。
指先に伝わってくる感触が、“何も期待してない”状態じゃないことを、はっきり教えてくる。
僕はの耳元で、わざと優しく声を落とす。